「市長選妄想」からRDS移行問題まで

前回までの記事で、竹内さん(@rikson_en)との「Podcast:We Are On The Way」試行版についてお話ししてきました。

今回はジムへ向かう車中でのトーク第3回目。

その内容はかなり雑多で、テック話題だけでなく、 「竹内さんがもし松山市長になったら?」という突拍子もない妄想から、AWS環境のレガシー化問題まで、幅広い話題が飛び交いました。

松山市長になったら?

まず、僕がふと「竹内さんが松山市長になったら、何をする?」と問いかけたところ、彼は即興でアイデアを挙げてくれました。

行政事務の無人化:事務手続きを自動化し、市民サービスの効率化を図る。
図書館の拡充:知識へのアクセスを広げ、学びやすい環境を整える。

ただし、この案を聞いた僕は、「グランドデザイン」が必要だと指摘。 10年、20年先の都市像を明確にして、その上で具体的な施策(図書館や無人化事務)を位置付けるべきでは? という話になりました。唐突な市長案ながら、テック的な視点で街づくりを考えるのも悪くないかもしれないと思いつつ、これはあくまで雑談レベルの妄想です。

人前で話す緊張と成長

そこから話題は一転、「公衆の面前で話すとき、今でも緊張するか?」という一見くだらないが、人間味溢れる話へ。
子どもの頃は多少気後れしても勢いで話せたのに、大人になるとオンラインミーティングでさえ声が震える、といった経験は多くの陰キャ人間に共感されそうです。
僕も、知らない人と話すとつい汗が出ることがあるし、竹内さんも同様でした。筋トレや新陳代謝の影響か、会話中に汗をかいてしまうこともあるという笑い話は、「移動中雑談」というリラックスしたシチュエーションならではのトピックですね。

トラブル対応とテクニカルな迷走

さらに話題は、業務でのちょっとした「やらかし」や技術選定の苦労へと移りました。 特にAWS上でのMySQL 5系サポート切れ問題とRDS(Amazon Relational Database Service)からEC2への移行話が印象的でした。

  • 背景:MySQL 5は古く、サポート切れ状態。RDSで延長サポートを受けるには追加費用がかかる。
  • ジレンマ:バージョンアップ(MySQL 5→8)にはアプリケーション側の対応が必要。しかし、顧客がコスト最優先で動き、競合他社は独自クラウドやオンプレ回帰案を提示。結果として、最新技術への移行や冗長性・拡張性といったエンジニアリング上のメリットが軽視されがちになる。

この一連のやり取りは、技術選定がビジネス上の制約や価格競争に絡め取られてしまうリアルな現場感を示していました。僕らは日頃からテック好きで新しいものを試すのが好きですが、実務になると「安定と低コスト」を重視する顧客要望に振り回されることも珍しくありません。 こうした悩みや対立も、移動中の雑談だからこそ、ざっくばらんに話せるのかもしれません。

雑多なテーマから生まれる価値

今回の車中雑談は、

  • テックな街づくり構想から、
  • 人前で話す時の緊張、
  • 業務でのリリース忘れトラブル、
  • データベースのバージョンアップ問題

…と、本当に多岐にわたりました。

こうした多様なトピックは、一見バラバラなようでいて、僕らが日常で抱えるテーマをリアルに映し出しています。移動中に録音しているからこそ、思いついたことをそのまま話し、偏りのない生の声を残せるのかもしれません。

まとめ:移動中雑談が映し出す「今」

今回も編集はほぼなし。「話してみたら意外と面白かった」をそのままお届けする、この「移動中雑談Podcast:We Are On The Way」的な試行は、まだ形になりきっていない段階です。それでも、ジムへ向かう車内という、ごく日常的な時間が、意外なアイデアやリアルな課題を浮かび上がらせてくれる。そんな価値を感じています。

今後も、筋トレをしに行く道中や、ちょっとした移動の合間に、テックや日常、時には妄想都市計画(!?)など、気ままな話題を拾い上げていこうと思います。「移動中雑談Podcast」がどう成長していくか、ぜひ引き続きチェックしてみてくださいね。