ピンマイク導入! ノイズとの闘い

今回で5回目となる「移動中雑談Podcast:We Are On The Way」収録。
前回の記事でも触れたように、車内で録音するとどうしてもノイズ問題がつきまといますが、今回から新たなチャレンジとして「ピンマイク」を導入しました。
これまで2人の間に1本のマイクを置いて録っていたのが、各自の服襟元に個別マイクをクリップし、口元との距離を一定に保つことで、よりクリアな音声を目指しています。

ノイズ対策の試行錯誤

実は前回まで、収録した音源はかなりノイジーでした。
竹内さん(@rikson_en)が「RX10」というノイズ除去ソフト(音楽制作で使われるツール)を試してみたのですが、 ノイズは確かに減るものの、肝心の声の質が劣化してしまうという問題に直面。
そこで新たに、ディープラーニングベースのオンラインノイズ除去ツールを探してみたところ、 これが意外と優秀。RX10よりも高品質でノイズを取り除いてくれたとのことです。

もちろん、そのツールは有料のサブスクリプションサービス。
年間6,000~7,000円ほどのコストがかかるそうですが、GPUインフラを自前で用意してオープンソース系ツールを動かす手間やコストを考えれば、 リーズナブルな選択肢と言えます。

機材は安物でも、距離が肝心

導入したピンマイクはお手頃価格の3,000円程度のもの。
しかし、品質向上のカギは「いかに口とマイクの距離を一定に保ち、クリアな発声を拾うか」にあります。
今回は車内でも話しやすく、録音機材に頭を悩ませずに雑談できるメリットが大きいと感じました。

竹内さんは自分の滑舌を気にしていましたが、 僕が聞く限りそこまで悪くない印象。
ただ、矯正器具(リテーナー)を装着していることもあって話しづらいとのこと。
今後は収録前にリテーナーを外したり、滑舌練習(!?)してみるのもひとつの手かもしれません。

編集方針と音声演出の検討

これまで僕らは、ほとんど編集なしで雑談を垂れ流していました。
でも、竹内さんは「長すぎて飽きられる部分」について、これからはカットする方針を検討中です。
また、オープニングやエンディングのジングル、効果音(SE)を挿入することで、エピソード間の区切りを明確にし、 聞きやすさを改善しようというアイデアも出てきました。

確かに、今までは次のトピックに移行しても、リスナーは「別の日の収録」なのか「同じ日の話題転換」なのか分かりにくかったかもしれません。
ちょっとした音声演出で、聴感上の分かりやすさやプロっぽさを演出できれば、リスナー体験は大きく向上するはずです。

コストとマネタイズ

ピンマイク購入、ノイズ除去ツールのサブスク契約…気づけばPodcast運営にも小さくない投資が発生しています。
現状、僕たちは完全に赤字運営。
どう収益化するかは、今後の課題です。
ブログでのアフィリエイトやスポンサー獲得、Podcastプラットフォームでのマネタイズ機能など、手探りする余地はありますが、 焦らず少しずつクオリティを上げ、リスナーを増やす方向で模索していきたいと思っています。

まとめ

第5回目の収録では、音声クオリティ向上への真剣な取り組みが垣間見えたと思います。
ピンマイクで近接録音することで元音声からして改善。そこに優秀なノイズ除去ツールを加えれば、素人っぽさを脱却できるはず。

まだまだ課題は山積みですが、 この「移動中雑談Podcast:We Are On The Way」がより聞きやすく、面白いコンテンツに進化していく過程を、 ぜひ楽しんでいただければ幸いです。次回以降は、もう少し洗練された音声演出でお届けできる…かもしれません!ぜひお楽しみに。