ずんだもんで和む!Tech談義と開発裏話

前回は僕のマイク音がひどいことになっていて、後から竹内(@rikson_en)が確認したら途切れ途切れで全然使えない。 「さすがに全部ボツは惜しい」ということで、あの手この手を考えた結果、竹内が“ずんだもん”という合成音声とAIを使って差し替えてくれた。 僕の声がアニメ調になるなんて正直気恥ずかしいけど、あれはあれで不思議な味わいがあったと思う。声がかわいくなる分、僕の“ちょっと生意気”な感じも緩和されたらしい。 まさかAIでそこまでキャラ変できるとは。

今回は幸い、マイクの不調も再発せず、通常営業で進行。 今回は、特に竹内が絶賛開発中のElectronアプリの話が盛り上がった。 機能が増えてくるとステート管理が大変らしく、「Zustand」から「MobX」に乗り換えたり、いろいろ試行錯誤しているみたいだ。ステート管理ライブラリってReact界隈でも本当に種類が多いし、一見シンプルなやつほど後々ハマることがあるんだよなと、改めて実感。 MobX自体はデコレーター必須でコードが少し特殊になるけど、逆にそれが明示的でありがたいらしい。

さらに話は「Electronアプリをどう公開するか」という収益化ネタへ。

  • App Storeで売るなら年間費や手数料がバカにならない
  • かといって個人アプリの宣伝力はほぼ皆無なので埋もれがち
  • OSS(オープンソース)にすると逆に信用面ではプラスかもしれない
  • だけど、そもそも使ってくれる人がいなければ寄付もスターも集まらない

といったジレンマを語り合った。結局“友人知人に「買って」と頼むくらいしか…”みたいな結論になりそうだったけど、いざとなったら僕も協力しようかなと(100円くらいなら…と言ったけど、もうちょい出してあげてもいいか)。 最終的には竹内が「ベータ版無料公開もアリかも」と言い出したので、そのうちお披露目されるかも?

一方、AI音声変換(RVCとか)の話題では、「おっさん2人の声をかわいい女性ボイスに全部差し替えたらリスナー増えるんじゃ?」なんて冗談も飛び出した。 確かに声質だけ変わるツールが既にあるらしく、ボーカルの差し替え動画とかがYouTubeに大量に出回っているのもその技術のようだ。 まあ“中身が結局おっさん”ってバレるとどうなの?ってところもあるけど、使い方次第では面白い手段かもしれない。

雑談の流れでSNSの話になり、TikTokやYouTubeショートのような短尺動画がどんどん流行る一方で、「聞き流し」スタイルの長尺コンテンツ(ポッドキャストや長編実況)のほうが自分には合う、という話にもなった。 竹内はプログラミングしながらギャルゲー実況をBGM代わりにするらしい。意外な組み合わせに思えるけど、ストーリーを読み上げてくれるから耳で追うにはちょうどいいらしい。 また科学解説系YouTubeにもハマっていて、「インフルエンザ時にバファリンを飲むのは危険だ」みたいな豆知識を披露してくれた。 こういう役立つ豆知識って、ついみんなに教えたくなるよね。

そんな感じで29回目のPodcastは、AI技術の話からElectronアプリのステート管理、App Storeの手数料やらマーケ問題まで幅広く雑談。 前回みたいに僕の声がずんだもん化するハプニングはなかったけど、いつかまた面白半分で合成音声に挑戦するのもアリかもなと思えてきた。 とりあえず次回も、筋トレ帰りの車内で何かとディープな話が飛び出す予定なので、お楽しみに。