ClineとMCPが変えるソフトウェア開発の未来
- 11 Mar, 2025
今日もいつものPodcastを竹内(@rikson_en)と収録してきました。 今回のエピソードは、AIツールの話からアニメの話、さらに村上春樹や森博嗣といった文学の話にまで展開し、テックからカルチャーまで盛りだくさんなので、ブログでもまとめてみます。
ClineでAstroをバージョンアップ
「DevinとかOpenHands試した?」と聞かれましたが、正直まだ触ってないんですよね。その代わり、VS Codeの拡張機能である Cline を触ってみました。
今回やってみたのは、フレームワーク「Astro」の4系から5系への移行。単純に npx @astrojs/upgrade
するだけじゃなく、マイグレーションまでもある程度手伝ってくれて、作業がだいぶ減りました。
細かい仕様変更があった部分は手動修正が必要でしたが、ざっと動くところまで仕上げてくれるのはありがたいですね。プルリクの作成まで自動化できるらしいので、もう少し設定を煮詰めたいところです。
Anthropic社のMCPとAtlassian連携の可能性
竹内が興味津々だったのが MCP というプロトコル。Anthropic社が提唱していて、AIと人間の協働を標準化する取り組みらしいんです。ClineもこのMCPサーバーと連携可能で、データベース操作やツールとの橋渡しを柔軟に行えるとのこと。
特に面白そうなのは、コミュニティが作っている Atlassian系のMCPサーバー。もしConfluenceやJiraと紐づけられるなら、企画書から仕様書を自動生成して、そのままConfluenceに投稿…なんてことができるかもしれません。現実的にはプロンプト設計や設定がいろいろ必要になるでしょうが、夢が広がる分野です。
Qaseでテスト管理を自動化したい
竹内は現在、テスト管理ツール 「Qase(ケース)」 を試験導入中。Excelやスプレッドシートだとフリーフォーマットで柔軟ですが、逆に構造化が難しいという弱点があります。Qaseでは「テストケース」を使い回しつつ、繰り返しテストやリグレッションテストを効率化しやすいのが魅力です。
- 再利用性 : 一度作ったテストケースを何度も実行できる
- テスト実行の自動化 : マニュアルと自動テストをひも付け、重複をなくす
- 生成AIとの連携 : データが構造化されているのでAIが解釈しやすい
こういった利点を活かして、竹内は 自前のMCPサーバー を作ろうとしているそうです。たとえば仕様書からAIがテストケースを自動生成してQaseに登録、CIで回して結果を可視化…といったワークフローが狙い。QAチームの説得はまだこれかららしいですが、うまくいけば人海戦術に頼らないテスト体制が整うかもしれません。
CursorとCopilot
さらに話題は、AI支援型コードエディタ 「Cursor」 へ。竹内が「CursorでもMCPサーバー連携ができるらしい」と言うので、僕も少し触ってみたことを思い出しました。
ただ、キーバインド がやや独特で、僕はEmacsの拡張と衝突して苦労しました。GitHubのコパイロット(Copilot)に課金していれば、そこからAIを呼び出せる形らしいのですが、細かい設定にはまだ慣れが必要みたいです。
とはいえ、VimユーザーがCopilot登場をきっかけに作ったという経緯もあり、今後の進化に期待しています。
Netflix「ホットスポット」とリゼロの新シーズン
テック系の話が一段落すると、今度はアニメ談義に移行。竹内がNetflixで「ホットスポット」を見始めたというので僕も「宇宙人や超能力者が出てきて、どこか涼宮ハルヒっぽい」と応じました。
一方、竹内は 「リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)」 の新シーズンも視聴中。ただ最初の“死に戻り”のダークさが薄れ、お姫様を救うようなベタ展開になってきたと感じているようで、「ちょっと子供っぽくなった」との感想。僕も初期の重々しさが好きだったので、同じような印象です。
フェイトシリーズとエヴァンゲリオン議論
竹内の「ベストアニメはフェイトゼロ」という発言をきっかけに、「Fate/Zero」や「Fate/stay night」 で盛り上がりました。コトミネとキリツグの対決シーンが何度見ても熱いとか、ゲーム版のルート(セイバー・遠坂・桜)を全部プレイした話など、語り始めると止まらない名作ですね。
続いては 「エヴァンゲリオン」 のキャラ派閥。僕は若い頃アスカ派でしたが、竹内は「見た目はアスカ、付き合うならレイ」と笑う。そこから「アスカはテンション高くて疲れそう」「でもレイは静かすぎる」なんて大人視点の会話に発展。ミサトさんやリツコの関係性を語るうちに、エヴァって改めて大人向け作品だよね、という結論に落ち着きました。
村上春樹と森博嗣、再評価
最後は、なぜか文学の話へ。僕は高校~大学時代に 村上春樹 へ熱中していて、特に「ノルウェーの森」は何度も読み返すほど好きでした。ところが最近読み返すとあまりしっくり来ず、自分の感性が変わったのを実感。竹内も昔「生は死の対局ではない」というフレーズに惹かれたと振り返りつつ、今では少し距離を感じるようです。
代わりに僕が再発見したのが 森博嗣。もともと「すべてがFになる」シリーズが好きでしたが、最近はエッセイが面白いんですよね。日常や人生論をちょっと独特の視点で語ってくれて、極端な主張に走らない中庸さが心地いい。竹内はアニメ版「すべてがFになる」を見たけど刺さらなかったようなので、小説のほうを勧めてみました。
まとめ
今回もジムに行くはずが、道中でAIとアニメ、そして文学に花が咲きました。
MCP や Qase で仕様書やテストを自動化する話は、現場のエンジニアリングを大きく変える可能性を秘めていますし、クライン や カーソル のようなAI支援ツールが当たり前になれば、開発スタイルも大きく様変わりしそうです。
一方で、アニメや小説といったカルチャーの話題も、学生時代とはまた違う視点で楽しめるのが大人の醍醐味。「かつて好きだったもの」が今は合わなくなる一方、新たに気づく面白さもあるんですよね。
そんな雑談を交えつつ、今日も筋トレ後はしっかりタンパク質を補給。次回の収録ではまた別のAIツールやアニメが登場するかもしれません。皆さんもぜひ、Podcastでリアルな会話の雰囲気を味わってみてください!
今回の話に出てきたツール等
Podcaster
キーワード | 説明 | 公式ページ |
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Lex Fridman | Cursor Teamへのインタビュー | Lex Fridman |
ツール
キーワード | 説明 | 公式ページ |
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Devin | 完全自律型AIエンジニア | 公式サイト |
OpenHands | オープンソースの完全自律型AIエンジニア | 公式サイト |
Cline | VSCodeの拡張機能・AIエージェント | 紹介記事 |
MCP | Anthropic社提唱のAIと人間の協働を標準化するプロトコル | ニュース記事 |
Qase | テストケース管理と自動化を支援するSaaS | 公式サイト |
Cursor | AI支援型コードエディタ・MCP連携可能 | 公式サイト |
GitHub Copilot | コード補完ツール | 機能紹介 |
アニメ・文学作品
キーワード | 説明 | 公式ページ |
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Hotspot | Netflixで視聴中のアニメ | Netflix |
Re:ゼロから始める異世界生活 | 新シーズン放送中 | 公式サイト |
Fate/Zero | 竹内のベストアニメ | 公式サイト |
Fate/stay night | 安倍・竹内が好きなシリーズ | TYPE-MOON |
新世紀エヴァンゲリオン | キャラクター好みを議論 | 公式サイト |
村上春樹の小説 | 「ノルウェーの森」など (安倍の若い頃の愛読書) | Wikipedia |
森博嗣の作品 | 「すべてがFになる」やエッセイ (安倍の好きな作家・中庸的な視点が魅力) | 非公式サイト |