ワンオンワンがつらい?テスト自動化で働き方を変える

いつものポッドキャスト34回目。今回も竹内(@rikson_en)とのジムへの道中で、技術的な話題から職場の悩み、最新のAI技術、そして僕の英語学習までさまざまな話で盛り上がりました。いつものようにカジュアルな対話形式でお届けします。

Play

竹内のテスト自動化プレゼン、成功の報告

前回のポッドキャストで話していたテストケース生成自動化のプレゼンについて、竹内から報告がありました。慎重に予防線を張りつつも、実用的なデモを披露したそうです。

彼が作成したMCPサーバーを使って、テスト管理ツール「Qase」からテストケースを取得し、テストコードを自動生成するデモを行ったとのこと。また、Confluenceから仕様を参照してテストケースを生成する機能も紹介。テスト技法(デシジョンテーブルテスト、境界値分析など)を用いた生成もできるそうですが、まだ生成されるテストケースの数が少ないなど改善の余地もあるようです。

さらに、仕様が変更された場合に「ログイン失敗時のエラーメッセージを修正して」と自然言語で命令するだけで、関連するテストケースをまとめて更新できる機能も。これは便利ですね。

このプレゼンは好評で、次のステップとして自動テストとマニュアルテストの統合管理を進める方針になったそうです。具体的には、QAエンジニアがエンジニアに連絡せずにQase上で自動テストを実行できるようにする仕組みを構築するとのこと。GitHub Actionsと連携して実現するそうです。

同僚とのワンオンワン、心の内を吐露

話題は急に竹内の職場の悩みに。同僚とのワンオンワンミーティングが辛いと打ち明けてくれました。

毎週のミーティングで、特にスケジュール見積もりについて「もっと早くできないのか」「〇〇さんなら4倍早く実装できる」といった無神経なネガティブフィードバックを受け続けているそうです。

竹内は「現実的な見積もりを出している」と説明するも、「努力しろ」と根性論的な返答をされ、困惑していました。僕も似たような経験があり、見積もりについては様々な考え方があると意見交換。 マネージャーとしては最悪の場合を想定したスケジュール設定が望ましいと思いますが、竹内の悩みはもっと人間関係の部分にありそうです。

「具体的にどう改善したいのか明確なフィードバックがほしい」という彼の言葉に深く共感。 もし辛いなら「辛い」とはっきり伝えてみては?と提案してみましたが、なかなか難しい状況のようです。 オンボーディングには役立つワンオンワンですが、建設的なコミュニケーションでないと苦痛になりますね。

OpenAIの新しい音声合成APIと電話受付の自動化

話題を変えて、僕からOpenAIの新しい音声合成APIについて共有しました。従来の無機質な音声と違い、プロンプトで感情表現を調整できる高性能なもの。openai.fmというサイトで確認できます。

日本では「ニジボイス」が高品質な音声合成として知られていましたが、今回のAPIはそれに匹敵するか上回る可能性もあります。

この技術を使った電話受付の自動化システムについても話題に。LINE社が電話受付の自動化パッケージを提供しているものの、コストが高め。(初期費用に500万??) 居酒屋の予約システムなどに活用できれば、人手不足の解消に役立ちそうです。

僕の英語学習:イマージョンラーニング挑戦中

最後に、僕が最近始めた英語学習方法「イマージョンラーニング」について話しました。これは英語環境に浸ることで自然に習得する方法です。

僕は過去に脳梗塞で失語症を経験し、今はリハビリで回復しているはずですが、 日本語だと以前の日本語能力がどの程度だったのか基準が分からず、完全回復したのか実感しにくいところを、 英語だとそもそも以前から未熟なので、英語能力向上トレーニングを通じて、ダメージを受けた脳が回復し、以前以上の能力に達したという実感が持てるのではないかと期待しています。

具体的には、Netflixで以前見たアニメを英語音声・英語字幕で視聴したり、YouTubeの英語アカウントを作って英語コンテンツだけを視聴するなど。

赤ちゃんが言語を習得する過程に似た方法で、最初はインプット(聞くこと)に集中し、スピーキングは字幕なしで7割程度理解できるようになってから始めるのが理想だと説明しました。

竹内は「話すことは得意だが相手の言っていることが分からない」と、多くの日本人英語学習者の典型的な悩みを抱えていました。彼も文化的活動が少ないと感じているようで、バイオレット・エヴァーガーデンなどの名作アニメを英語で見直す案に興味を示していました。

まとめ

ジムへの道中、テスト自動化からワークライフバランス、最新AI技術、英語学習まで多岐にわたる話題で盛り上がりました。 竹内との会話はいつも刺激的で、技術者としても人間としても成長させてくれます。

次回もどんな話題が飛び出すか楽しみです。皆さんもぜひポッドキャストを聞いてみてくださいね!

今回の話に出てきたツール等