【読書】「小さな習慣」の本質は無意識の使い方
- 13 Aug, 2018
「小さな習慣」を読んだ。
良いゴール達成ツールだと思ったので、個人的な解釈を含めシェアしたいと思う。
「小さなな習慣」とは
有名な本なので読んだこともある人も多いのではないだろうか。
実践方法は非常にシンプルで、習慣にしたい目標をとても小さな形にし、それを毎日あるには定期的に実践、習慣化するだけだ。
例えば、筋トレを目標とするなら、1日腕立て伏せ1回を小さな習慣とし、それを毎日実施する。
例えば、読書を目標とするなら、1日1ページ読書することを小さな習慣とし、毎日実施する。
など、失敗がありえない簡単な課題を自分に与え、それをほんのわずかな意識の力をつかって実行するというものだ。
小さな習慣の内容としては以上で十分な気がするがもう少しポイントを補足すると、
絶対失敗しない課題
課題は自分の生活を振り返り、多忙な時でも確実のこなせる課題とする。
例え仕事が忙しくて明け方に帰宅することになったとしても、例え飲み会で午前様になったとしてもこなせる課題にしよう。
1日1回の腕立て伏せなら、そのあたりの公園でもできるし、場合によっては路上でも可能だろう。
そのような馬鹿馬鹿しいほど小さな課題にするべきだ。
成功体験を積む
簡単な課題だがそれをクリアすることは成功体験となる。
馬鹿馬鹿しいほど簡単な課題だが、それを馬鹿にしてはいけない。
クリアすれば、それは成功体験になる。
小さな習慣を実践していくと、たいていの場合その小さな課題+αを行うことになる。
上記の腕立て伏せの例だと、1回の腕立て伏せではなく、10回、20回とやりたくなるだろう。
そういった日が続くと1回しかできなかった日は、なんだか課題はクリアしたが、1回「しか」できなかったと、なんだか失敗したと思ってしまうかもしれないが、そうではなく、1回だろうが、100回だろうが、「私は課題をクリアできた」「成功した」と理解しよう。
そうすることで毎回成功体験を積むことができ、自ずと自己肯定感が上がっていく。
さらに、課題が終わった後に、課題をクリアできた「俺えらい」などと思っておけば、より効果的である。
取り掛かりが簡単
上記の1番と少し重複するが、取り掛かりが簡単な課題とすべきだ。
何かを始めるにあたって、一番最初のアクションというが一番難しくなる。この最初のアクションに心理的・物理的抵抗がほぼないものを課題としよう。
ゴール達成メカニズム
こんな馬鹿馬鹿しい小さな習慣で、本当にゴールを達成できるのかと疑問を持つ方もいるだろう。
確かにそういった疑問を持つのが普通である。私にもその疑問はあった。
本にも何故「小さな習慣」で本来のゴールへ達成可能なのかはっきり書かれていなかたったと思う。
そこで、「小さな習慣」を使ったゴール達成メカニズムを私なりに解釈したいと思う。
「小さな習慣」はマインドの使い方の一種
「小さな習慣」とは、マインドの使い方の一種だと私は考えている。
マインド(無意識)については詳しくここでは書かないが、人間の意識は、我々が自覚している「顕在意識」と自覚してない「無意識(潜在意識)」との大まかに言うと2種ある。
顕在意識は普段から意識している意識(?)なのでなんとなくわかると思うが、注目すべきは「無意識」の方である。
何故かというと、人間の多くの判断や行動、知識のフィルタリング、思考等のほとんどは無意識が行っているからだ。
よく9割が無意識、1割が顕在意識と言われている。
また、馬を無意識、それに乗った人を顕在意識と例えることもでき、馬を上手く使える人は目的地へ短期間で行くことができるし、行動の自由度も格段に上がる。
つまり、無意識(マインド)を上手く使うことがゴール達成において非常に重要となる。
ゴール設定
とは言っても、使い方がわからな方も多いのではないだろうか。
私もまだ試行錯誤しているところで、どういった使い方がベストなのかはわからないが、1つ言えるのは、「ゴール設定」が重要だということだ。
これはさっきの馬の例で言うとわかりやすいと思うが、ゴール設定とは、人が馬へ方向性を示すことであり、
そのことで初めて馬はゴールへ向かって動き出すことができる。
これがなくては馬はどこへ向かっていけば良いのかわからず、動かなかったり全然ゴールとは別の方向へ動き始めたりするだろう。
無意識に対しても同様で、無意識が自動で動き出すにはゴール設定が必要となる。
「小さな習慣」によって無意識が動きだす
では、ゴール設定とはなんだろうか。
どうやってゴールを無意識へ設定すればよいのだろうか。
この設定方法の1つが「小さな習慣」である。
小さな習慣を実施することによって、無意識にゴールが設定され、無意識がそのゴールに向かって自動で動き始めることになる。
さらに、毎日実施し続けることにで、それはさらに強固になり、最終的にはゴールへたどり着くというわけだ。
つまり、「小さな習慣」そのものがゴールを達成すのではなく、「小さな習慣」によって書き換えられた無意識がゴールを達成すると言える。
おわりに
今回は私なりの「小さな習慣」の解釈を書いてみた。
本書の内容とは大分違ってるかもしれないが、ゴール設定、無意識うんぬんは、本質を突いているのではないかと思っている。
「小さな習慣」の実施というのは目標を脳(無意識)へプログラミングする行為だ。
他にも脳へプログラミングする方法はあるが「小さな習慣」は非常にわかりやすくシンプルだと思う。
定期的に運動したいのにできない人、ダイエットしたいのでできない人や失敗した人は、「小さな習慣」をお勧めする。
「小さな習慣」で、無意識と仲良くできれば成功間違いなしである。
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