技術とエンタメを巡る対話 - Podcast収録の舞台裏から

今回のPodcast収録では、技術からエンタメまで幅広い話題で盛り上がりました。特に印象に残った話題をいくつか共有したいと思います。

AIによる自動化の現状と課題

竹内さん(@rikson_en)から、最近話題の「browser-use」という技術について聞きました。ブラウザを自然言語で制御できるオープンソースツールとのことで、実際にテストケースを自動実行してみた経験を共有してくれました。

しかし、実用面では課題も多いようです。操作速度が人間の手動操作より遅く、複数のテストを同時実行する際の効率性にも問題があるとのこと。また、OpenAIのAPIコストを考えると、現状では人的リソースを活用したほうが効率的かもしれないという結論に至りました。

代替案として「Ollama」というオープンソースのLLMが利用できる環境の活用も検討されましたが、運用にはPCスペックやチューニングに課題があり、一朝一夕には解決できない問題のようです。

共通テストを巡る考察

最近実施された共通テスト(旧センター試験)の話題では、東大の足切りラインが90%近くまで上昇している現状に驚きました。僕達の受験時代は80%程度だったことを考えると、競争の激化を実感せざるを得ません。(なお私自身は東大志望とは程遠く、情報は曖昧なものです。)

特に東大や京大といった人気大学への入学がより困難になっているようで、教育格差の拡大を懸念する声も。また、現在は情報科目も導入され、高校でのIT教育も本格化している様子。時代の変化を強く感じる話題でした。

エンタメ作品の感想戦

後半は最近のアニメやドラマの話で盛り上がりました。特に印象的だったのは「バイオレット・エヴァーガーデン」と「フリーレン」の比較です。両作品とも「愛」をテーマにしていますが、表現方法は対照的。前者は感動を意識的に描く一方、後者は淡々とした展開が特徴的です。

また、竹内さんおすすめの「デクスター」という海外ドラマも興味深く、殺人鬼を殺す殺人鬼という独特な設定ながら、長期シリーズとして成功を収めている作品とのこと。

最後に

今回のPodcast収録を通じて、技術の発展と人間の関わり方、教育の変化、そしてエンターテインメントの多様性について、深い議論ができました。特に印象的だったのは、どの話題でも「変化」がキーワードとなっていたこと。技術も教育も娯楽も、確実に新しいステージへと移行していることを実感した収録でした。