OpenHandsで無料AI開発に挑戦!コード生成時代の新常識

いつものポッドキャスト31回目をブログにまとめました。AI開発から最新ツール、技術の進化、さらには日常生活の話題まで、技術と日常が交錯するカジュアルで深い話になったので、わかりやすくお届けします。

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ジムへの道中、技術談義が始まる

いつものように竹内(@rikson_en)とジムへ向かう車内。筋トレの話から始まるかと思いきや、先週から竹内がハマっている「Devin AI」の話でスタートしました。Devin AIは、コードを自動生成してくれるAIエージェントで、竹内は先週から引き続き使ってみたそうです。 タスクの8割をDevinに任せて、自分は修正だけするスタイルで作業を進めたとか。

例えば、Ruby on RailsのバックエンドにGraphQLのエンドポイントを追加する仕事では、イミュータブル(変更不可)な設計でプロダクションレベルのコードを生成してくれたそうです。 「ほぼ動くけど、細かい修正は必要」とのこと。僕が「完成度はどれくらい?」と聞くと、「動くところまではやってくれる」と教えてくれました。 ただ、会社のみんなが使いすぎて上限に達し、「Devinが過労で休暇に入った」と冗談交じりに笑ってました。 これを機に、個人でもAIコーディングを試したいと考えているみたいです。

オープンソースのOpenHandsとOllamaの試行

Devinが使えなくなったので、竹内はオープンソースの「OpenHands」を試してみたそうです。 無料で使いたいから、ローカルの「Ollama」と連携させたらしいんですが、APIキーが「不正です」とエラーになってうまくいかなかったとか。

Ollamaでは「DeepSeek R1」というモデルを使ってて、僕が「サイバーエージェントが日本語向けに調整したバージョンもあるよ」と教えると、「日本のコンテンツに特化してるかも。中国寄りなDeepSeekの癖が直ってるんじゃない?」と竹内が推測。僕が中国寄りじゃなかったことを伝えておきました。 ただ、結局Ollamaとの連携は失敗に終わり、代替手段を探すことに。

OpenRouterとDeepSeekの挑戦

Ollamaがダメだったので、次に竹内が試したのは「OpenRouter」というサービス。 無料でDeepSeekのAPIが使えるプロバイダーで、竹内が開発しているツールのコードを書かせてみたそうです。でも、結果はイマイチ。 Devinに比べると「やる気はあるけど無能な社員」って感じで、意図しないディレクトリにファイルを作って「できた!」と報告してきたとか(笑)。

一応Pythonのテストっぽいことは書いてたみたいだけど、「そこじゃないよ」と突っ込んでました。 まだ使い始めたばかりだから、プロンプトを細かく調整するコツが必要かもしれないね、と二人で話してました。

Claude Sonnet 3.7とAIモデルの選択

ここで僕が話題に出したのが、Anthropicの「Claude Sonnet 3.7」。 最新バージョンで、以前の3.5より進化してるそうです。竹内が「コーディング特化?」と聞くと、「いや、汎用的にも優秀」と伝えると、興味津々でした。

ただ有料だから、「難しいタスクは有料モデル、簡単なのは無料モデルで使い分けようかな」と竹内は考えてました。 僕も「試してみたら?」と勧めつつ、「VS Codeの拡張機能『Cline』もいいよ」と提案。 Devinほど自律的じゃないけど、コード修正やCI生成をVS Code内でやってくれる便利なツールです。 GitHub Copilotの契約(月10ドル)を使えば、固定費で使い放題になるのも魅力ですね。

オライリーの記事とプログラミングの未来

会話の流れで、僕が最近読んだオライリーのブログ記事を引き合いに出しました。 オライリーさんが「プログラマーの仕事の仕方がAIで変わる」と書いていて、それが話題になってるんです。

竹内は「人間向けに進化したカプセル化やモジュール性が、AI主導の開発では不要になるかも」と話し、CSSのアーキテクチャ(BEMやOOCSS)がReactコンポーネントで廃れた例を挙げてました。 僕も「技術は常に進化するものだよ」と同意。僕の叔父さんが昔、紙に穴を開けてプログラムを書いてた話や、アセンブリからC言語に移行した歴史を振り返りつつ、「技術無が陳腐化するのは自然」と伝えました。 竹内は「捧げた時間が無駄に感じる」と葛藤してたけど、「新しい技術にサッと適応するメタ学習が大事だね」と結論付けてました。

LINEの障害と社内の対応

話題が日常に飛び、前夜のLINE障害の話に。 竹内の会社がLINEログインを提供してる関係で、社内が騒がしかったそうです。 彼は実装に関わってなくて「同僚が頑張ってた」と笑ってましたが、CIが時間系のテストで失敗した話も出てきました。

2月末の閏年絡みの不具合が原因で、LINEも同じようなバグに当たったのかも、と推測。 2000年問題や2038年問題みたいな話も出て、「まだこんなのあるんだね」と驚きつつ笑いました。

iPhone 16Eと楽天モバイルの話題

最後に、僕が「iPhone SEの新モデル(iPhone 16E)が出たよ」と話題を振りました。 Appleが自社製通信チップを採用して、Qualcomm依存を脱却したのが特徴。 サイズはSE3より少し大きめで、生成AIがローカルで動作するとかしないとか。

竹内は今SEを2年半使ってて、「バッテリーが持つ間は買い替えない」とのこと。 そこからeSIMへの移行話になり、「楽天モバイルを検討してる」と竹内。 僕も楽天を使ってて、松山では速度に問題なし。 ポイント還元(1万5000ポイント)が魅力で、ホリエモンの批判は「ネガティブキャンペーンじゃない?」と笑いものに。 竹内も「安くてポイントつくなら魅力的」と興味津々でした。

まとめ

ジムへの道中、AI開発から日常の技術まで幅広い話題で盛り上がりました。 Devin AIやOpenHandsの試行錯誤、Claude Sonnet 3.7やオライリーの記事を通じて、技術の進化と適応の大切さを改めて感じました。

竹内との会話はいつも刺激的で、次回は鹿の肉を持ってくるのを忘れないようにしないと(笑)。皆さんも、今回のPodcastを聞いてみてくださいね! (実は父が鹿を含む害獣狩りをしており、鹿肉を大量に持っているのです。)

今回の話に出てきたツール等

項目説明公式ページ
Devin AIAIソフトウェア開発エージェント。コード生成やタスク自動化が可能devin.ai
OpenHandsオープンソースのDevin AI代替ツール。ローカルモデルと連携可能GitHub
O’Reilly記事「The End of Programming as We Know It」プログラミングの未来と変革について書かれた記事oreilly.com
OllamaローカルマシンでLLMを実行するためのフレームワークollama.com
DeepSeekコーディングに特化したAIモデル。日本語対応版もあるdeepseek.com
OpenRouter複数のAIモデルに統一されたAPIでアクセスできるサービスopenrouter.ai
Claude 3.7Anthropicの最新AIモデル。コーディングにも優れているanthropic.com/claude
ClineVS Code用のAI拡張機能。コード修正や生成をサポートcline.bot
iPhone 16EAppleの新型スマートフォン。Apple製通信チップ搭載apple.com/iphone-16e
楽天モバイル通信事業者。独自基地局とポイント還元が特徴mobile.rakuten.co.jp
povoKDDIの従量制通信サービスpovo.jp